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髪のメカニズムはいまだ解明されていない部分も多く、現時点においては発展途上段階にあります。

そのため、各企業は試行錯誤しながら独自に研究・開発を重ね、これまで様々な有効成分を含んだ製品が世に送り出されてきましたが、近年、比較的、口コミ評判がよいとして注目されている商品のひとつに薬用凌駕なる市販育毛剤があります。

そこで、製品に対する口コミ評価や有効成分を基に薬用凌駕の効果について少し客観的に分析してみましょう。

コレだけは押える!薬用凌駕(アランテ2)の基礎知識

薬用凌駕とは、銀座ジェーシービー製薬株式会社が製造販売する商品で、世界中で15万本以上(広告宣伝文によっては20万本以上とか…)売り上げた実績のある前身の市販育毛剤『薬用アランテ』のパワーアップバージョン(アランテ2)として紹介されることが多いようです。
薬用『凌駕』の作用
薬用凌駕は製品に含まれる複数の有効成分の働きによって発毛サイクルを活性化させ、育毛や発毛促進を試みる育毛剤となります。
薬用『凌駕』に含まれる有効成分
ヨウ化ニンニクエキス ユリ科の植物、ニンニクの茎から抽出されたエキスに、ヨウ素やエタノールを加えて濃縮したもの。血行促進、抗菌・保湿作用があることから、育毛剤のほか、基礎化粧品などにも用いられる。
グリチルリチン酸ジカリウム 甘草根から抽出される成分。保湿力や解毒作用に優れているほか、抗アレルギー作用や脱コレステロール作用、抗消化性潰瘍作用などの作用もある。肌荒れを予防することから、ニキビ薬治療に配合されることも多い。
クジンエキス マメ科の植物、クララの根から抽出される成分。血行促進作用をはじめ、毛根の細胞を活性化する働きや殺菌効果があることから、ふけやカユミを抑える成分として育毛剤などにも利用される。
ニンジンエキス 古くから生薬として利用されてきた成分のひとつ。保湿作用のほか、神経細胞活性化、免疫力増加などの効果があり、育毛剤に配合されることも多い。
酢酸dl-α-トコフェロール 血行促進作用や抗酸化作用があり、肌荒れ防止やくすみ対策として基礎化粧品に配合されることが多い。また、抜け毛予防やフケ防止などの効果が見られることから育毛剤の成分としても利用されやすい。
中でも特に注目されている有効成分が『薬用アランテ』にも配合されていた〝ヨウ化ニンニクエキス〟と呼ばれる生薬で、この有効成分は休止状態にある毛髪の毛母細胞を刺激し、その活動を活性化させることができるとメーカー側は主張しています。

つまり、薬用凌駕は毛母細胞の働きに着目した育毛剤であり、この毛母細胞を活性化させるキッカケを作りながら、頭皮環境を整えることで抜け毛予防や発毛促進などを試みているようです。


分析!有効成分からみた薬用凌駕の効果と落とし穴

冒頭でも触れたように、毛髪のメカニズムは未解明な部分も多く、薄毛や抜け毛を完全に回復させる特効薬や治療法は、現時点においては存在しません。

その点を踏まえた上で、比較的、口コミ評価の高い育毛剤、薬用凌駕の効果について、少し冷静に分析してみることにします。
製品の有効成分を分析
先に取り上げましたが、薬用凌駕に含まれている成分を確認する限り、特にこれといって特出すべきものは見られません。

つまり、他の市販育毛剤に配合されている成分も多く見られ、個人的には他の市販製品よりも特別に優れた効果を発揮するとは感じられないということです。

また、他の一般的な育毛剤と同じく《医薬部外品》として販売されており、『リアップ』や『カロヤン』シリーズのような《医薬品》に指定されているわけでもありません。

これはどういうことかというと、医薬部外品として販売されている製品は、危険なリスク(副作用)が少ない分、強い作用も期待できないということを意味します。

したがって、医薬部外品として販売されている育毛剤の有効成分に、医薬品以上の強力な作用(効果)が働くとは考えにくいものがあります。
『発毛剤』と『発毛促進剤』の違いとは?
ほとんどの市販育毛剤は、効果・効能欄に〝発毛促進〟という言葉を使っていますが、この発毛促進という表記には注意が必要です。

というのも、あまり知られていないことですが〝発毛〟と〝発毛促進〟とでは、言葉は似ていても、その意味が違ってくるからです。
発毛剤と発毛促進剤の違い

発毛剤も発毛促進剤もどちらも同じ…と思っている方も多いかと思われますが、実は発毛剤と発毛促進剤とでは、その意味が違ってきます。これは、厚生労働省の承認申請の有無が関係しているためですが、有効成分と発毛との因果関係がはっきりと認められていない「リアップ」以外の育毛剤については、効果・効能欄に〝発毛剤〟という表現は使えません。そのため、それ以外の市販育毛剤の効果効能欄には〝発毛促進〟といった言葉が表記されています。つまり、現段階において、国から発毛効果があると認めらた国内における育毛ローションはミノキシジル配合の「リアップ」だけであるということです。
また、男性型脱毛症(AGA)を悪化させる主な原因は、現在、ジヒドロテストステロン(DHT)と呼ばれる強力な男性ホルモンが、深くかかわっているのではないかと考えられていますが、薬用凌駕に含まれる有効成分を踏まえると、主に毛母細胞を活性化させることで髪の成長を促すことを試みた製品と考えられるため、プロペシアとはまた少し違った作用が期待されているようです。

※ 近年、AGAの主原因は、強力な男性ホルモンDHTにあるとする説が最も有力ですが、この物質は、男性ホルモンである〝テストステロン〟と、頭部の毛乳頭に含まれている物質〝5α‐リダクターゼ〟とが結合することによって生成されることがわかってきました。プロペシアに高い薄毛改善効果があるとされる理由は、その薬効成分フィナステリドに〝5α‐リダクターゼ〟の働きを抑制する作用があるからだと考えられています。

しかし、異常脱毛のメカニズムは、未だはっきりと解明されているわけでないため、これまでの口コミ評価などを考慮すると、薬用凌駕の育毛効果を一概に否定することもできないので、薄毛で悩んでいるような方は、検討してみる価値があるのかもしれません。