薄毛&抜け毛に関する疑問(原因、予防対策、治療法など)を完全網羅!薄毛・抜け毛の総合情報サイト
エビネランエキスと育毛効果top
top基礎知識育毛剤体験日記Q&A
このサイトに辿り着いたということは、エビネランの育毛効果に少なからず関心のある方だと思われます。

参考画像:ラン科エビネ属の多年草現在、エビネランエキスを主成分とした市販育毛剤は、株式会社ノムラの『薬用マンレーベン アップガード』や有限会社マイケアの『花蘭咲』などが知られていますが、そもそもエビネランエキスに薄毛予防・育毛効果があるとされる根拠はどこにあるのか・・・!?

安易に商品を購入する前に、まずは、その辺りの基礎知識についてまとめておくので、エビネランエキス配合育毛剤に興味のある方は参考にしてみてください。

エビネランエキスの育毛(発毛)メカニズムを知ろう!

エビネランエキスとは、エビネと呼ばれるラン科の植物【上記:参考資料】から抽出されるエキスのことで、中国では古くから血流をよくする生薬として用いられていました。

※名前の由来:植物の根っ子の部分に節が多く、海老の殻(尻尾)に似ていることから《海老根》と呼ばれるようになったとも伝えられています。

その働きに注目したのが、先に紹介した製造メーカー等で、エビネの研究を重ねた結果、エビネランエキスには、育毛に欠かせない保湿作用や皮膚保護作用、抗フケ菌作用、血流促進作用があることを突き止めたようです。

そして、これらの作用を利用した育毛剤が『薬用マイレーベン アップガード』や『花蘭咲』と呼ばれる商品です。
エビネランエキスに含まれる成分と働き
チェックカラントサイド ……… 頭皮の血行促進作用があり、血中から栄養分を取り込んでいる毛根を活性化させる!
チェックグルコインディカン … 脱毛の元となる頭皮の炎症を鎮静化する!
チェックトリプタントリン ……フケや痒みを抑え、健康な頭皮環境を作り出す!
エビネランエキス配合育毛剤の作用
下記に示すように、毛髪にはヘアサイクル(毛周期)というものがありますが、このサイクルが乱れると、成長期が短縮し、太くて丈夫な毛髪が育つ前に抜け落ちたり、細く弱々しい髪の毛(細毛)しか育たなくなるため、抜け毛が進行して薄毛や若ハゲになりやすいといわれています。
ステップ1成長期(男性:3~5 / 女性:4~6年)全頭髪の80~90%

毛母細胞が分裂を繰り返し、太くて長い新しい髪の毛が伸び始める期間。(約1~2cm程度/1ヶ月)なお、新たな髪の毛を成長させる時期であるとともに、休止期末期の古い毛が抜け落ちる時期でもある。

矢印

ステップ2退行期(2~4週間)全頭髪の約1%

細胞分裂が止まり毛乳頭の働きが低下する期間。通常、2~4週間かけて徐々に髪の成長が衰え、しだいに毛球が硬くなる。退行期末期には毛母と毛乳頭が分裂し、成長が完全にストップ!

矢印

ステップ3休止期(3~6ヶ月)全頭髪の約10%

毛母細胞の活動が完全に休止した毛は新たな毛髪の生成を準備すると自然に抜け落ちる。
毛周期イメージそこで、先ほど説明したエビネランエキスの働きに注目し、頭皮の血流を促進させ、毛乳頭に十分な栄養と酸素を補給することで、乱れた頭皮環境を改善しながら髪の育成を試みているわけです。

したがって、もしこの説が正しければ、頭皮の血行障害などが主原因と考えられる脱毛症に対しては、エビネランエキス配合育毛剤は一定の改善効果が期待できるのかもしれません。


エビネランエキス配合育毛剤『花蘭咲』

コレだけは押える!エビネランエキス配合育毛剤の落とし穴

男性型脱毛症(AGA)を悪化させる主な原因は、現在、ジヒドロテストステロン(DHT)と呼ばれる強力な男性ホルモンが深くかかわっているのではないかと考えられていますが、先にも説明したとおり〝エビネランエキス〟の作用は、頭皮の血流を促進させ、毛乳頭に十分な栄養と酸素を補給することで乱れた頭皮環境を改善しながら髪の育成を試みる製品です。

そのため、プロペシア(有効成分:フィナステリド)などとはまた少し違った作用が期待されているということになります。

※ 近年、多くの男性を悩ませるAGAの主な原因は、ジヒドロテストステロンと呼ばれる強力な男性ホルモンにあるとする説が最も有力ですが、この物質は、男性ホルモンである〝テストステロン〟と、頭部の毛乳頭に含まれている物質〝5α‐リダクターゼ(酵素)〟とが結合することによって生成されるということがわかってきました。プロペシアに高い薄毛改善率があるとされる理由は、その薬効成分であるフィナステリドに〝5α‐リダクターゼ〟の働きを抑制する作用があるからだと考えられています。

つまり、頭皮の血管障害以外を原因としたヘアサイクルの乱れによる異常脱毛の場合は、あまり効果が期待できないということも十分考えられるということです。

また、これといった基準のなかった男性型脱毛症の診療指針について、日本皮膚科学会がまとめた『男性型脱毛症治療ガイドライン【2010】』によると、現在、AGA治療に最も有効な治療法は、リアップ(成分:ミノキシジル)とプロペシア(フィナステリド)の2薬品を挙げており、エビネランエキスについては一切触れていません。
男性型脱毛症の診療指針(5段階評価)
治療内容 推奨度
ミノキシジル外用液(リアップ)
フィナステリド(プロペシア)
A 第一選択薬として用いられる
自毛植毛術 B 十分な経験と技術を有する医師が行うとよい
育毛剤【t-フラバノン、アデノシン、サイトプリン、ペンタデカン、ケトコナゾール】 C1 用いてもよい
育毛剤(セファランチン) C2 用いない方がよい
プロペシア(女性)
人口毛植毛術
D 用いてはならない(プロペシア)
使用しないよう勧告する
さらに、エビネランエキスの働きに注目した育毛剤が世に出てから、既に10年以上経過していますが、『リアップ』や『プロペシア』ほど話題に上ることはなかったことを踏まえると、育毛剤としての評価はそれほど高くないのかもしれません。

しかし、薄毛を促進する異常脱毛のメカニズムは、未だハッキリと解明されたわけではありません。

そのため、エビネランエキスの育毛剤としての評価を一概に否定することもできないので、過剰に期待するのもどうかと思いますが、興味のある方は、エビネランエキスの効果の程を試してみるのもよいかもしれません。



エビネランエキス配合育毛剤『花蘭咲』