薄毛&抜け毛に関する疑問(原因、予防対策、治療法など)を完全網羅!薄毛・抜け毛の総合情報サイト
カロヤンガッシュの効果top
top基礎知識育毛剤体験日記Q&A
医薬部外品として販売されている市販育毛剤が多い中、第一三共ヘルスケアの『カロヤン』シリーズ『カロヤンガッシュ』は、医薬品(第3類医薬品)として販売されています。

この〝医薬品である〟ということが、薄毛や抜け毛で悩むユーザーにとって、少しは効果が期待できるのではないかと思われているようですが、実際のところはどうなのか・・・!?

『カロヤンガッシュ』に含まれる有効成分や口コミなどを参考にしながら、少し客観的に分析してみたいと思います。

コレだけは押える!カロヤンガッシュの効果

カロヤンガッシュ』が薄毛や脱毛改善に効果があるとされる理由は、製品に含まれる主成分〝塩化カルプロニウム〟の働きによるところが大きいと考えられます。

つまり、塩化カルプロニウムにある血管拡張作用の働きを利用して頭皮の血流を促進し、毛乳頭に十分な栄養と酸素を送ることで、髪の成長をサポートするのが『カロヤンガッシュ』の目的です。

ちなみに、塩化カルプロニウムの脱毛症に対する効果については、日本皮膚科学会がまとめた初のガイドライン内でも触れており、十分な根拠はないものの、外用療法のひとつとして推奨することができる成分であるとして一定の評価を受けています。
『男性型脱毛症診療ガイドライン(2010年版)』

1%塩化カルプロニウムを主成分にカシュウチンキ、チクセツニンジンチンキの生薬などを添加したカロヤンアポジカを30例の男性型脱毛症患者(男女別集計なし)に12週間外用させたところ、有効以上20%、やや有効以上60.0%であった。さらに2%塩化カルプロニウムに上記の生薬とヒノキチオール等を添加した育毛剤を、86例の同症患者に24週間外用させたところ、その改善率は男性26.7%、女性54.5%、軽度改善率は男性89.3%、女性90.9% であった。この文献が男女別の集計を行った唯一の論文である。

以上のように、塩化カルプロニウム単独での有益性は、現段階では十分に実証されていないが、生薬との合剤を含むわが国での膨大な診療実績も考慮し、外用療法の一つとして推奨することにする。

【日本皮膚科学会ガイドラインより一部抜粋】
特に『カロヤンガッシュ』は、これまで発売されてきた『カロヤン』シリーズの中でも最高峰の製品として位置付けられており、塩化カルプロニウムの濃度を従来品の2倍(約2%配合)にUPさせることで、血行促進作用の強化を図っています。

そのため、頭皮の血行障害などが原因と考えられる脱毛症には、一定の改善効果が期待できる製品なのかもしれません。

意外と知らない?カロヤンガッシュの副作用と落とし穴

カロヤンガッシュ』に配合されている有効成分〝塩化カルプロニウム〟は、そもそも第一製薬(現:第一三共ヘルスケア)が医療用医薬品として発売した『フロジン液』に含まる成分です。

しかし、塩化カルプロニウム濃度の高い(5%)『フロジン液』は医師の処方を必要とするため、市販薬としては売られていません。

そこで、濃度は落ちるものの、塩化カルプロニウムの作用を利用して薄毛治療を試みる市販薬として発売された育毛剤が『カロヤン』シリーズであり、シリーズ中、最も濃度の高い製品が『カロヤンガッシュ(2%)』ということになります。

しかし、『フロジン液』よりも濃度が低いとはいえ、医療用医薬品に指定されている成分が含まれている以上、副作用等のリスクがあるということを理解しておくべきであり、異常が現れた場合に直ちに使用を中止すべきです。
主な副作用と注意点
チェック塩化カルプロニウムの血管拡張作用・血流増加を原因とした局所(全身)発汗や悪寒、頭皮の刺激痛や湿疹、かゆみ、腫れ、かぶれ、吐き気、ふるえ …など

チェック次に示す事項に該当する方は使用前に医師又は薬剤師に相談すること

   ① 本人または家族がアレルギー体質の人
   ② 薬や化粧品等によりアレルギー症状を起こしたことがある人
   ③ 高齢者
カロヤンガッシュの落とし穴
『カロヤンガッシュ』は、塩化カルプロニウムや生薬の働きに注目して、抜け毛や薄毛を改善する市販育毛剤ですが、ここでひとつ見落としてはならないことは『カロヤンガッシュ』は《発毛剤》ではなく、あくまで《発毛促進剤》であるという点です。
発毛剤と発毛促進剤の違い

発毛剤と表記されていようが、発毛促進剤と表記されていようが、両者に違いはないと思っている方も多いかと思われますが、実は発毛剤と発毛促進剤とでは、その意味が違ってきます。

これは、厚生労働省の承認申請の有無が関係しているためですが、有効成分と発毛との因果関係がはっきりと認められていない「リアップ」以外の育毛剤については、効果・効能欄に〝発毛剤〟という表現は使えません。

そのため、それ以外の市販育毛剤の効果効能欄には〝発毛促進〟といった言葉が表記されています。

つまり、現段階において、国から発毛効果があると認めらた育毛ローションは、ミノキシジル配合の「リアップ」だけであるということです。
また、男性型脱毛症(AGA)を悪化させる主な原因は、現在、ジヒドロテストステロン(DHT)と呼ばれる強力な男性ホルモンが深くかかわっているのではないかと考えられていますが、先にも説明したとおり、『カロヤンガッシュ』に含まれる有効成分〝塩化カルプロニウム〟は、血管拡張作用によって毛母細胞を活性化させ、髪の成長を促すことを目的とした製品なので、プロペシア(成分:フィナステリド)などとはまた少し違った作用が期待されています。

※ 近年、多くの男性を悩ませるAGAの主な原因はジヒドロテストステロンと呼ばれる強力な男性ホルモンにあるとする説が最も有力ですが、この物質は男性ホルモンである〝テストステロン〟と、頭部の毛乳頭に含まれている物質〝5α‐リダクターゼ(酵素)〟とが結合することによって生成されるということがわかってきました。プロペシアに高い薄毛改善率があるとされる理由は、その薬効成分であるフィナステリドに〝5α‐リダクターゼ〟の働きを抑制する作用があるからだと考えられています。

したがって、頭皮の血管障害以外を原因とした脱毛症の場合は、あまり効果が期待できないことも十分考えられます。






男性型脱毛症:豆知識

日本皮膚科学会がまとめた初の診療指針とは?

これまで、これといって基準のなかった男性型脱毛症(AGA)の診療指針について、2010年、日本皮膚科学会は『男性型脱毛症治療ガイドライン』にて、下記に示すような5段階評価による初の指針を公表しました。
治療内容 推奨度
ミノキシジル外用液
プロペシア
A 第一選択薬として用いられる
自毛植毛術 B 十分な経験と技術を有する医師が行うとよい
育毛剤(t-フラバノン、アデノシンなど) C1 用いてもよい
育毛剤(セファランチン) C2 用いない方がよい
プロペシア(女性)
人口毛植毛術
D 用いてはならない(プロペシア)
使用しないよう勧告する
この指針によると、現在、AGAに対して最も高い評価の治療内容は、ミノキシジル系育毛剤と飲む育毛剤プロペシアの2手段ということになります。

矢印


カフェタイム