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薄毛や白髪を完全に回復する治療法や特効薬が開発されたらノーベル賞ものだとよく言われますが、残念ながら、現時点においては発展途上の段階にあります。

パルテノライド・サプリ画像そのため、各メーカーや企業は独自に研究・開発を重ね、これまでに様々な有効成分を含んだ育毛剤を世に送り出してきましたが、近年、脚光を浴びている成分のひとつに〝パルテノライド〟と呼ばれる物質があります。

パルテノライドが国内で注目され始めたキッカケは、某週刊誌が関係しているようですが、薄毛に悩む方にとって少なからず気になる話題かと思われます。

そこで、パルテノライドとはいったい何なのかについて、少し客観的に分析してみましょう。


パルテノライドとは?コレだけは押える基礎知識

ナツシロギクパルテノライドとは、キク科ヨモギギク属の多年草〝ナツシロギク(夏白菊)〟の葉から抽出されるハーブエキスのことです。

このハーブエキスには、健康維持に役立つ作用があるとして、欧米では古くから愛用されていましたが、近年、パルテノライドを主成分とするサプリメント服用者の中に、育毛効果が見られたことから、薄毛対策にも利用できるのでないかと…注目されるようになりました。
パルテノライドの育毛効果が巷に広まった理由
パルテノライドが育毛効果の期待できる成分として世に広まったのは2007年のことで、『週刊現代』をはじめとした複数の週刊誌で、次々と紹介されたことが大きく影響しているようです。

ちなみに、当時の週刊誌に書かれていた記事を要約すると、概ね次のような説明になります。
チェックパルテノライドを摂取したすべての人(被験者)に発毛効果が見られた

チェック服用後、わずか1ヶ月程度の期間で産毛が生えはじめるほど即効性がある

チェック現時点において副作用の報告はない

消費者目線からみたパルテノライドの育毛効果

これまで各メディアで取り上げられてきた記事を見る限り、パルテノライドは薄毛で悩む方にとって見過ごすことのできない毛生え薬のようにも思えますが、ここはひとつ冷静になって、サプリメントを購入する側、つまり、消費者目線で少し意見をまとめておきましょう。

まず第一に週刊誌に掲載された記事内容によると、パルテノライドには〝即効性〟があるようで、服用から、わずか1ヵ月ほどの短期間ですべての被験者に毛が生えたということですが、毛髪にヘアサイクル【右記:豆知識参考】があることを考慮すると、このサイクルを無視した育毛現象であり、いくらなんでも信じがたく、パルテノライドの有効成分が必ずしも作用したとは考えにくいものがあります(つまり、たとえ毛が生えたとしても、それはパルテノライド以外の原因が考えられるということ)。

また、日経新聞(2008.2.5)に掲載された記事によると、「パルテノライドは紫外線やストレスが原因で起こる頭皮の炎症で乱れたヘアサイクルを正常に戻すのではないか…」と言った考えが述べられていますが、昨今、男性型脱毛症(AGA)の原因は、ジヒドロテストステロンと呼ばれる強力な男性ホルモンが深く関係しているとみる説が有力視されていることを踏まえると、AGA患者の頭皮に効果があるとは思えず、疑問の残るところです。

さらに、これまでこれといった基準のなかった男性型脱毛症の診療指針について、日本皮膚科学会がまとめた『男性型脱毛症治療ガイドライン【2010】』によると、現在、AGA治療に最も有効な治療法としては、リアップ(成分:ミノキシジル)とプロペシア(フィナステリド)の2薬品を挙げており、パルテノライドには一切触れていません。
男性型脱毛症の診療指針(5段階評価)
治療内容 推奨度
ミノキシジル外用液(リアップ
フィナステリド(プロペシア))
A 第一選択薬として用いられる
自毛植毛術 B 十分な経験と技術を有する医師が行うとよい
育毛剤【t-フラバノン、アデノシン、サイトプリン、ペンタデカン、ケトコナゾール】 C1 用いてもよい
育毛剤(セファランチン) C2 用いない方がよい
プロペシア(女性)
人口毛植毛術
D 用いてはならない(プロペシア)
使用しないよう勧告する
しかし、薄毛を促進する異常脱毛のメカニズムは、未だハッキリと解明されたわけではないというのが現状です。

そのため、記事に書かれているように、パルテノライドを服用した被験者の多くに何らかの効果が見られたのであれば、その作用を一概に否定することもできません。

※ パルテノライドが脱毛の進行予防に一定の効果があったとする内容が日本抗加齢学会でも発表されています。




脱毛:豆知識

ヘアサイクルってなに?

毛髪にはヘアサイクル(毛周期)があり、このサイクルが正常に機能していれば、毛髪は、通常、次の3つのステップを経て自然と抜け落ちることになります。
成長期

毛母細胞の分裂が活発化し、新しい毛球が生成され、太く長い毛が伸び始める期間。また、休止期末期にある古い毛が押し上げられ抜け落ちる時期でもある。男性で約3~5年、女性で約4~6年程が成長期に費やされる。
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退行期

毛母細胞の分裂が止まり、毛乳頭の働きが低下するとともに抜け落ちるための準備を始める期間。通常、2~4週間かけ、徐々に髪の成長が衰えると毛球がしだいに硬くなる。退行期末期には毛乳頭が毛球から離れ、毛球は収縮し細長く伸びていく。
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休止期

毛母細胞の活動が完全にストップした毛は、3~6ヵ月の期間を経て自然に抜け落ちる。
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再び、成長期へ!
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