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知ってるようで意外と知らない飲む発毛剤の種類

一般的に抜け毛予防・薄毛対策に効果があると謳った製品は、すべて〝育毛剤〟という言葉でひとくくりにされてしまっている感は否めませんが、抜け毛予防や薄毛対策に有効とされる製品は、その目的によって大きく3タイプに分類することができます。
発毛剤・育毛剤・養毛剤の目的
発毛剤 毛母細胞の働きを活発化させ、長期間、脱毛状態にある毛穴から再び発毛させることを目的とした製品
育毛剤 異常脱毛による抜け毛を予防し、今現在生えている毛髪を太く丈夫に育てることを目的とした製品
養毛剤 頭皮と今現在生えている毛髪の健康を保つことで毛髪を保護し、抜け毛を予防する製品
※ 明確な定義があるわけではないので、あくまで参考程度として受け止めてください。


そこで、ここでは〝発毛剤〟に焦点を絞り込み、現在、脱毛症の治療薬として用いられている代表的な飲む発毛剤についてまとめておきます。
プロペシア
プロペシア錠の効果については次項で詳しく触れますが、現時点において男性型脱毛症(AGA)に対し、最も効果がある飲む発毛剤は、有効成分フィナステリドを含んだ『プロペシア』だと考えられています。

日本国内での販売が認められている『プロペシア』は、万有製薬(現MSD)のものが一般的ですが、フィナステリドの含量(0.2㎎と1㎎)によって2種類に分かれ、AGA治療の際、どちらのプロペシアを処方するかは、医師と患者との相談によって決定されます。

プロペシア錠1㎎(MSD)画像※補足情報:2015年4月にファイザー社からプロペシアのジェネリック医薬品の発売が開始されたため、今後は国内でもファイザー社製のプロペシアを取扱うクリニックが増えてくることが予想されます。
ミノキシジル・タブレット
発毛効果があるとされる薬効成分ミノキシジルを主成分としたタブレットタイプの発毛剤が『ミノキシジル・タブレット【通称:ミノタブ】』です。




リアップやロゲインのような外用液タイプとは異なり、直接体内に取り込み、内部から薄毛や抜け毛の改善を試みる治療法ですが、そもそも飲み薬タイプのミノキシジルは高血圧治療薬として利用されていた医療用医薬品です。

そのため、ミノタブを服用したとしても、必ずしも頭皮のみに効果があるとは限りません。

ミノタブ(製造元は複数)画像※ 全身の体毛(ヒゲや腕、手の甲など)が濃くなったと感じている人もいるようです。

ミノタブは未承認薬なので、個人輸入代行業者などを介して購入することは可能ですが、低血圧の方などが服用される場合、深刻な副作用が懸念されるので、仮にミノタブによって発毛効果がみられたとしても、個人的にはあまりオススメできる発毛剤とはいえません。
ハツモール内服錠
育毛剤一筋のメーカー、田村治照堂が販売している飲む発毛促進剤が『ハツモール内服錠』です。

円形脱毛症や粃糖性脱毛症に効果があるとみられ、外部からではなく体内から毛根部の障害を正常な状態に回復させることで発毛を促進させるのが目的の脱毛症治療薬です。

塗り薬タイプのハツモール・ヘアグロアーSと併用すると効果が上がるとも言われています。

飲む発毛剤:臨床結果から見た発毛の有効性

プロペシアの発毛効果
飲む発毛剤と言われることも多いプロペシア(フィナステリド)は、もともと、前立腺肥大や前立腺ガンの治療薬として開発された医薬品ですが、服用した患者に発毛効果がみられたために、米国のメルク社が育毛剤として商品化を進めた結果、服用タイプの治療薬として世界中に広まった治療薬のひとつです。

近年、M字ハゲ(額の剃り込み部分の生え際から徐々に後退)や、O字ハゲ(頭頂部周辺から円状に進行)にみられる典型的な男性型脱毛症は、男性ホルモンのひとつである〝テストステロン〟と毛乳頭に含まれている物質〝リダクターゼ〟が結合することによって生成される〝ジヒドロテストステロン〟という物質が深く影響しているのではないかとする説が有力ですが、プロペシア(正確には有効成分であるフィナステリド)には、このジヒドロテストステロンの生成を阻害する働きがあります。

事実、下記、服用者データ【(旧)万有製薬の資料参考】からもみてとれるように、男性型脱毛症患者に対する治療効果は非常に高いものがあるとされる臨床結果が公表されています。
国内で3年間服用したデータ
頭頂部 前頭部
投与1年後 投与3年後 投与1年後 投与3年後
改善 著明 1.5% 6.1% 0.8% 2.0%
中等度 9.1% 37.4% 46.2% 37.4%
軽度 47.7% 34.3% 46.2% 37.4%
不変 40.2% 20.2% 40.2% 25.3%
軽度 1.5% 2.0% 1.5% 3.0%
中等度 0% 0% 0.8% 0%
著明 0% 0% 0% 0%
【(旧)万有製薬の資料参考】


そして何より、このデータで注目すべきことは、前頭部に対してもる改善効果が見られている点です。

つまり、ほぼ頭頂部への効果しか認められていないミノキシジル系発毛剤に比べると、プロペシアはM字ハゲにも一定の効果が期待できる(生え際の脱毛が激しい場合は、あまり効果が得られないという意見もありますが…)と考えられており、事実、M字ハゲに対しても治療を行っている病院は少なくありません。

※ 現在はプロペシアによって男性型脱毛症の進行を遅らせるとともに、育毛剤(ミノキシジル系育毛剤等)を併用して両者の相乗効果でAGA治療を行う病院が増えています。
ハツモールの発毛効果
ハツモール公式HPによると、男性型脱毛症をはじめ、様々な脱毛症に対する『ハツモール・ヘアグロアーS』(塗布タイプの発毛促進剤)の有効性についての臨床試験データが公表されています。
ハツモール・ヘアグローS
脱毛症の種類 非常に有用 有用 やや有用 合計
合計 83例 14.5% 26.5% 31.3% 72.3%
男性型脱毛症 13例 7.7% 30.8% 46.1% 84.6%
びまん性脱毛症 13例 7.7% 46.1% 15.4% 69.2%
円形脱毛症(短髪型) 57例 14.3% 42.8% 28.6% 85.7%
円形脱毛症(多発型) 24.2% 15.2% 33.3% 72.7%
円形脱毛症(全頭型) 10.0% 30.0% ----- 40.0%
※ 試験終了日における有用性の判定


また、ハツモール内服錠(あるいはグリチロン錠)を併用した場合は有効率の向上が見られたという記述もあります。

異常脱毛が起こるメカニズムは、いまだ解明されていない部分も多く、すべての脱毛症患者にハツモールシリーズの効果が見られるとは思いませんが、育毛剤一筋のメーカー田村治照堂が、これまで廃れず育毛分野でやってこれたのも、ハツモールシリーズを支持するユーザーが大勢いたからだと思われます。

そのため、脱毛症で悩んでいる人は、一度、その効果を試してみる価値のある育毛剤なのかもしれません。






薄毛対策:豆知識

発毛剤と発毛促進剤の違いについて

発毛剤も発毛促進剤もどちらも同じだろうから特に気にしていないという方は多いようですが、実は違いがあるため、商品を販売する際には使い分けなければなりません。

これは、厚労省の承認申請の有無が関係しており、有効成分と発毛との因果関係がハッキリとしない育毛剤については、効果・効能欄に〝発毛〟と表記してはならないルールがあるためです。

そのため、カロヤンシリーズやモウガなどの育毛剤は、有効成分と発毛との因果関係がハッキリしないため、効果・効能欄には〝発毛〟ではなく〝発毛促進〟という言葉が使われています。

一方、大正製薬から発売されているリアップの効果・効能欄には〝発毛〟という言葉が表記されているので、気になった方は、一度手に取って効果・効能欄をチェックしてみてください。

カフェタイム

フィナバルドってなに?

フィナバルドはプロペシアのジェネリック医薬品にあたります。

ジェネリック薬とは成分や効果がほぼ同じでありながら、名前だけが異なる薬のことです。

ジェネリック薬の良いところは、正規版とほぼ同じ効果が得られながらも、比較的安価に購入できる点にあります。

そのため、フィナステリドを主成分とするインド製「フィナバルド」は、飲む発毛剤「プロペシア」と同様、男性型脱毛症治療(AGA)に対し、非常に高い効果が期待できるとされていますが、フィナバルドは未承認薬なので、個人輸入などの形をとらなければ日本国内で使用することはできません。

ただし、厳密には特許制度の関係上、プロペシアの正規ジェネリック薬は、2019年まで存在しない(ただし、2015年ファイザー社がジェネリック薬を発売)ことになっているので、フィナバルドの服用を考えている方は、その点を十分に理解しておく必要がありそうです。

※ インドは国の法律として医薬品の特許を認めていません。そのため、プロペシアと同成分が含まれているフィナバルドが生産され販売されているというのが現状ですが、海外製未承認薬を購入する場合、製品の品質や流通、服用後に考えられる副作用等のリスクはすべて自己責任になるということを忘れないでください。
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