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自然脱毛 or 異常脱毛:抜け毛の毛根状態をチェックする理由

近年、男女問わず、若年性脱毛症による薄毛が進行しているとの話もよく聞かれるせいか、抜け毛を見つけるたびに「自分も危ないのでは…!?」と不安に駆られ、市販の育毛剤・発毛促進剤を購入する若者も増えているようです。

しかし、抜け毛は誰にでも起こることであって、抜け毛が、即、薄毛やハゲに直結するものでもありません。

自分の頭髪の抜け毛を目の当たりにした際、特に着目すべきは、抜け落ちた毛髪の〝毛根〟にあります。

つまり、抜け毛の毛根状態を把握することで、自分の毛髪が今どのような状態にあるのかを、ある程度知ることができるのです。
自然脱毛と異常脱毛の違い
毛髪にはヘアサイクル(毛周期)というものがあり、以下に示す3つのヘアサイクルを順に経た髪の毛は、やがて抜け毛となって抜け落ち、また新たに生まれ変わった毛が生え始めてきます。
成長期(男性:3~5年 / 女性:4~6年)【全頭髪の80~90%】
毛母細胞が分裂を繰り返し、太くて長い新しい髪の毛が伸び始める期間。(約1~2cm程度/1ヶ月)なお、新たな髪の毛を成長させる時期であるとともに、休止期末期の古い毛が抜け落ちる時期でもある。
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退行期(2~4週間)【全頭髪の約1%】
細胞分裂が止まり毛乳頭の働きが低下する期間。通常、2~4週間かけ、徐々に髪の成長が衰え、しだいに毛球が硬くなる。退行期末期には毛母と毛乳頭が分裂し、成長が完全にストップ!
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休止期(3~6ヶ月)【全頭髪の約10%】
毛母細胞の活動が完全に休止した毛は、新たな毛髪の生成を準備すると自然に抜け落ちる。
つまり、正常(健康)な毛髪状態にある方でも、抜け毛が起こるのは当然の生理現象であり、日に50~100本程度の抜け毛は誰にでも起こることなのです。

ところが、薄毛が進行している人の抜け毛と、進行していない人の抜け毛を注意深く観察してみると、毛根の形状に違いがあった!というケースが少なくありません。

そこで、薄毛の心配をしている方は、まず、その抜け毛の毛根状態をチェックしてみてください。
自然脱毛と異常脱毛の毛根の特徴
資料1:正常な毛根先に説明した正常なヘアサイクルを経て抜け落ちた健康な毛髪は、通常【資料1】のように毛根がマッチ棒のようにふっくらと膨らんでおり、毛の太さも毛先まで、ほぼ同じ太さのままであることが多いようです。

ところが、薄毛が進行している方の抜け毛は【資料2】のように、毛根が膨らみを帯びていなかったり、毛根の先端部がなにか尻尾のような形状をしていたり、あるいは白いものが付着していたりと、マッチ棒のような形状をしていないケースが少なくありません。

資料2:異常な毛根つまり、あなたの抜け毛に、【資料2】のような特徴が見られる場合には、異常脱毛による抜け毛であることも捨て切れないということです。

したがって、今後は頭皮環境の改善策を考えなければならないこともあると考えられます。

抜け毛の毛根状態からわかる!異常脱毛の種類と原因

異常脱毛による抜け毛は、本来、まだ成長段階にあるべき毛が抜け落ちてしまっていると考えられることから、そのまま放置しておくと、ヘアサイクルはどんどん乱れ、薄毛や若ハゲを、益々進行させてしまう恐れがあります。

したがって、自分の抜け毛の毛根が、今どのような段階にあるのかを把握することは、とても大切なことです。
異常脱毛の種類と特徴
毛根の特徴 考えられる主な原因
毛根に膨らみがない 毛根が毛幹(地肌より上の頭皮上に見える髪の毛)とほぼ同じ太さにあるような毛は、毛乳頭への栄養不足・過度のストレス等が影響していると考えられている。
毛根に白っぽい塊が付着している 目には見えない頭皮内部の毛穴組織に何らかの異常や過剰な皮脂分泌により、頭皮が炎症を起こし毛髪の固着力が落ちているなどの頭皮環境の悪化が考えられる。
毛根がしっぽのようにみえる 頭部に付着した〝ふけ〟などが引き金になって起こる可能性が高いとされ、粃糠性脱毛症の方に見られやすい抜け毛。男性ホルモンの過剰分泌や、過度の洗髪・マッサージなどが原因と考えられている。
毛根に近付くにつれて細くなっている 毛根だけでなく全体的(毛幹)にほっそりしているのが特徴。原因を特定し難い。遺伝や皮脂による毛穴の詰まりによって育毛が阻害されていると考えられているが、若年性脱毛症の恐れもある。
毛根がギザギザにみえる 主に中年以降の女性にみられるびまん性脱毛症の恐れがある。主な原因は、円形脱毛症と同じく、過度のストレスと考えられているが、無理なダイエットや髪に負担の大きいヘアケア等も関係しているともされる。
ただし、薄毛を進行させるメカニズムは、いまだ謎に包まれている部分も多く、様々な要因(内的要因と外的要因)が複雑に絡み合っていると考えられるため、異常脱毛の原因は完全には解明されていないのが現状です。

特に遺伝子やストレスといった問題が抜け毛を促進させていると考えられる内的要因に関しては、個人ケアによる治療・予防が難しく、薄毛の進行を食い止めることは容易ではありません。

しかし、外的要因に関するトラブルが頭皮環境の悪化に大きく影響していると考えられる場合には、あなた自身の生活環境を見直すことで、異常脱毛による抜け毛の進行を和らげることができるケースも少なくないとも言われています。





抜け毛:豆知識

日常的に使用しているシャンプー剤が原因で、異常脱毛による抜け毛が増えるのではないかという説がありますが、その主な理由は次の通りです。
配合成分の問題

市販のシャンプー剤には泡立ちをよくするための成分(合成界面活性剤は、髪の主要成分であるタンパク質を奪い去り、健康な毛髪の育成を阻害すると言われている)が配合されているものも多く、その成分が頭皮・毛根にダメージを与えている…

すすぎ残しの問題

洗髪時のシャンプー液の洗い残しが毛穴に詰まってしまった結果、炎症を起こすなどの皮膚トラブルを招き、健康な毛髪の育成が妨げられている…

皮脂分泌の増加

頭皮がベタ付くからと洗浄力の強いシャンプー剤を使用していたり、過剰な洗髪を繰り返していると、本来、頭皮が必要としている皮脂まで除去されてしまうため、その結果、生体の抗体作用が働き、かえって頭皮の皮脂分泌量が増加し頭皮環境を悪化させる…
以上のような理由から、シャンプー剤が抜け毛を悪化させていると指摘する人もいますが、シャンプー剤と抜け毛との関係が科学的に解明されているわけではありません。

したがって、日常的に使っているシャンプー剤を変えたからといって、抜け毛(異常脱毛)が必ず減るとは限りません。

しかし、シャンプー剤の配合成分や洗髪方法によっては、知らず知らずのうちに毛髪を痛めつけてしまっている恐れがないとは言い切れないので、最近、抜け毛が増えた気がする…髪の毛のコシやツヤがなくなった…と感じている人は、日頃、使っている製品を見直してみるのもよいかもしれません。


薄毛になる危険度が高い短小毛とは…?

薄毛を進行させやすい危険度の高い抜け毛に〝短小毛〟と呼ばれる抜け毛があります。

短小毛とは、文字どおり短い抜け毛のことですが、この毛は成長段階の途中で抜け落ちてしまっているので、頭皮や毛穴の内部がかなり弱っていることが考えられます。

そのため、あなたの抜け毛の中に毛先の尖った数センチ程度(個人差もありますが、だいたい5~6cm程度)の細い弱々しい毛が目立つようなら、この〝短小毛〟である可能性が高く、非常に危険な頭皮環境にあると言えるかもしれないので要注意です。