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巷では、どうやら育毛剤という言葉でひと括りにされてしまっていることが多いようですが、薄毛や若ハゲ対策を目的とした商品は、大きく分けると ① 発毛剤育毛剤養毛剤の3タイプに分類することができます。

一見、言葉が違うだけで、どれも同じようにみえるため、いまいち違いがよく分からないという声も聞こえてきそうですが、特に①の発毛剤と②・③の育毛剤、養毛剤とでは、その目的が大きく異なってきます。

そのため、ひとくちに育毛剤といっても、症状に合わせて選ぶことが意外と大事なようです。

そこで、発毛剤と育毛剤、そして養毛剤の違いはどこにあるのか・・!?

少し整理してまとめてみましょう。

発毛剤と育毛剤、養毛剤の違いについて

発毛剤とは…
発毛剤とは、何らかのトラブルにより、ヘアサイクルが乱れ、本来生えてくるべきはずの場所(毛穴)から生えてこなくなった毛髪を、再び生やすことを試みる製品です。

※補足:髪の毛を含む人間の体毛は、毛穴の奥にある毛根(厳密には毛根内にある毛球)で作られます。そのため、時間とともに退化し、毛根の衰えが激しいほど、発毛の可能性は低くなると考えられています。

現在、国内において、この発毛剤に分類される製品は医薬品として扱われており、外用薬では大正製薬の『リアップ』、内服薬ではMSDの『プロペシア』の2点に限られます。




※補足:日本国内で処方されるプロペシアの効能・効果は厳密にはAGAの進行遅延を目的とした治療薬とされており、積極的に発毛という言葉は使用していません。しかし、臨床試験により発毛効果が認められています(添付文書には記載)。
育毛剤とは…
では、育毛剤とは何かというと、文字どおり、髪の毛を育てることが目的の製品です。

具体的には頭皮の環境を整え、異常脱毛による抜け毛を防いだり、細く短くなってしまった毛を、再びかつてのような太くて丈夫だった頃の状態に戻す!といったような感じで理解していただければよいのではないでしょうか。

※補足:異常脱毛とは何らかのトラブルによりヘアサイクルが乱れ、まだ成長して太く長く伸びるはずの毛が途中で抜け落ちてしまうこと。一方、ヘアサイクルを全うし、寿命を迎えた毛が自然に抜け落ちることを自然脱毛と言います。

つまり、育毛剤と発毛剤の決定的な違いは、今現在生えている毛に対して働きかける製品が育毛剤であり、今となっては髪の毛は生えていないが、毛穴があり、再び髪の毛が生えるように毛根に働きかける製品が発毛剤ということになります(まぁ、実際はそう簡単に線引きできるものではないのですが、その点については、以下で説明します)。

ちなみに、市販の育毛剤は『プロピアEX』や『ブブカ』といった人気商品をはじめ、その大半が医薬部外品として販売されています。
養毛剤とは…
さて、意外と分かりづらいのが、この養毛剤と言うカテゴリーでしょう。

養毛剤とは、一般的に育毛や発毛効果が目的というよりも、健康な髪を維持するのが目的(基本的に養毛剤も、育毛剤と同様、頭皮環境を整え、今生えている髪の毛の異常脱毛予防や髪の成長を促進・保護する)の単なる化粧品に分類される製品であると説明する人もいますが、特にこれといって明確な定義がないためか、どうも最近は育毛剤と養毛剤の線引きが曖昧なようで、単純に○○が養毛剤である!と説明することができません。

というのも、たいていメジャーな育毛剤の効果・効能欄には、育毛、脱毛予防といった用語の他にもいくつか記載されており、その中のひとつに養毛という用語も明記されているため、養毛としての効果・効能がある以上、育毛剤を養毛剤と呼ぶこともあるからです。

むしろ、薄毛が気になる人が使用するようなローションとなると、養毛のみをウリにしている製品の数は少ないのが現状なので、育毛剤と養毛剤の違いは何か?と疑問も持つ方もいるかもしれませんが、使用する側にとっては、その点は特にあまり気にする必要はないような気がします。

さて、発毛剤と育毛剤、そして養毛剤の違いについてザッと説明してみましたが、実は他にもややこしい問題点があります。

そこで、いい機会なので、もう少し突っ込んだ話をしておきましょう。

発毛剤と発毛促進剤の違いについて

育毛剤の効果・効能欄をチェックすると、意外とよく目にするのが、発毛促進という用語です。

発毛剤と発毛促進剤・・・

なんとなくどちらも同じように思えますが、実は両者には違いがあります。

発毛促進剤それは、簡単に言ってしまうと、製品に配合されている有効成分と発毛との因果関係が科学的に証明され、厚労省の承認申請をパスしているかどうかの違いです。

つまり、この条件を満たしていない育毛剤は効果・効能欄に発毛と表記してはならないルールがあるので、あくまで発毛を促すための育毛剤という意味で〝発毛促進〟という用語が用いられているのです。

発毛剤ただし、発毛との因果関係が科学的に証明されていないというだけで、発毛促進剤にはまったく効果がないと否定できるものでもないため、あくまで発毛剤に比べると、期待できる効果は薄いと理解しておくべきなのかもしれません。

ちなみに、発毛促進剤という用語を、比較的、積極的に使用している市販育毛剤には、田村治照堂の『ハツモール(第2類医薬品)』や、第一三共ヘルスケアの『カロヤンガッシュ(第3類医薬品)』などが挙げられます。

一方、有効成分と発毛との因果関係が科学的に認められているいる大正製薬の『リアップ』は、パッケージや効果・効能欄にはっきりと発毛という言葉が表示されていますが、リアップは壮年性脱毛症以外には効果のない医薬品と考えられているため、壮年性脱毛症以外(円形脱毛など)の脱毛患者には使用しても効果がない点に注意が必要です。



医薬品と医薬部外品の違いについて

少し話は逸れますが、意外と頻繁に出てきた用語なので、最後に〝医薬品〟と〝医薬部外品〟の違いについても軽く触れておきましょう。

医薬品、医薬部外品(ここでは触れませんが化粧品も含む)については、薬事法という法律によって規制されていますが、その違いについては次の通りです。
医薬品とは…
医薬品とは、要は病気の治療や予防のために使われる薬のことで、薬に配合された有効成分の人体に及ぼす作用が強いため、治療・予防の高い効果が期待できますが、一方で副作用等のリスクも高く、容量・用法を守って使用するのが鉄則となります。

なお、医薬品には「医療用医薬品」と「一般用医薬品」に分類され、医療用医薬品は原則として医師の診断に基づく処方箋が必要です。

ちなみに、プロペシアは、この医療用医薬品に該当するため、原則としてオンラインストアや近隣のドラッグストアで販売されることはありません。

したがって、プロペシアを使用したい方は、個人輸入(海外で販売されているプロペシアを購入することは可能ですが、薬品の品質や服用による副作用等はすべて自己責任となります!ちなみに、私も個人輸入で海外製プロペシアを服用中であり、その体験談を報告しているので、関心のある方は、ぜひどうぞ!)を除くと、クリニックに足を運ばなければ手に入らないことになります。

一方、一般用医薬品は大衆薬とも呼ばれ、医師の処方せんを必要としません(その分、医療用医薬品に比べると副作用等のリスクが低い)。

また、2009年の薬事法改正により、一般用医薬品は第1類、第2類、第3類の3種に分類され、副作用等のリスクが高く、使用者に情報提供をする必要のある薬ほど取り扱いや受け渡し方法が厳しくなっています。

ちなみに、一般用医薬品に該当する発毛剤は、第1類医薬品に指定されている『リアップ』、一方、育毛剤の方は、第2類医薬品の『ハツモール』、第3類医薬品の『カロヤンガッシュ』などが該当します。
医薬部外品とは…
薬事法によると、医薬部外品とは医薬品に準ずるものとありますが、要は、配合成分における一定の効果や効能は認められるものの、その効果は万人に認められるとは限らないので、あくまで効果が期待できるといった程度のものと理解しておくとよいのではないでしょうか。

そのため、医薬品のようにある症状に対し積極的に用いられるわけではなく、人体に対する作用や副作用が少ないのが特徴です。

また、効果・効能を明確にしなければならない医薬品とは違って、厚生労働大臣が認めた一定の緩やかな作用のみ表示することが認められています。

※補足:医薬品的な扱いをされない化粧品は、効果・効能を表示することはできません。